三重(四日市)、名古屋(愛知)、京都、奈良、滋賀、福井など東海・北陸・関西で、篠笛・横笛を楽しく深く勉強したい方むけの篠笛教室です!(横笛教室)

三重県四日市市前田町28-10

横笛教室には入るな?

これは重要なことですから、2回言います。

 

★有名流派や肩書き、見栄だけを鵜呑みにし、邦楽教室に入門すると、ほとんどお金をドブに捨て、人間関係に苦しむ事になる。

★有名流派や肩書き、見栄だけを鵜呑みにし、邦楽教室に入門すると、ほとんどお金をドブに捨て、人間関係に苦しむ事になる。

 

これはもう、しょうがない話です。そもそも邦楽界自体が、そういうシステムになっているわけです。

私は、横笛(篠笛)が専門で、演奏、指導活動を行っています。

 

私が最初に習った邦楽教室では、横笛だけでなく、筝・三味線・尺八・胡弓なども教えていました。そこで、様々なジャンルや流派の先生方と交流させていただき、また教え方や、そこで習う生徒さんを沢山見させていただきました。そして、その後の生徒さん達が、どんな状態になるのかも、全て見てきました。

あなたの音楽生活が、長年に渡って快適に続けていくためにには、技術の習得、先生、先輩との付き合い方、それにかかる費用と時間は、切っても切れません。

もしあなたから「横笛教室」への入門依頼を頂いたとしたら、私どもは末永いお付き合いをして頂けるように、一生懸命に指導させていただきます。

 

その結果、楽しんで学習して頂ければ、また別の方々へ、どんどん笛の良さを広めて頂けるからです。そういう風に、暖かい信頼関係を築き、末永く音楽を続けていこうとする生徒さんが増えていって初めて、素晴らしい教室が出来るようになります。

実は私にとって、これが本当に望ましい姿なのです。

もちろん、私以上に素晴らしい先生方はたくさんいらっしゃいます。各種伝統芸能の流派やジャンル、固定観念に縛られることなく、先生自身の独自の教え方や取り組み方、価格などをオープンにして、クリーンな教室運営をされている先生方です。

 

ですが、いくら末永く、楽しく音楽とお付き合いをして頂こうと頑張っていても、一方で詐欺師とまでは言えなくとも、あくどいというか、いい加減というか、思わず首を傾げたくなる教室というのが、少なからずあるわけです。

 

ここで2つの例をお話しましょう。

 

 

[ケース1]

横笛を始めようとなさった、ある女性の話です。

彼女の地元で、大変有名な先生の教室に入門するときに、楽器もついでに購入しようと、その先生に相談したところ、

 

「実は今、大変貴重な笛が手に入ったのです。あなただけに特別に、二十万でお譲りしてもいいですよ。初心者には、いい楽器が選べないでしょうから、私が代わりに選んでさしあげます。鳴らない楽器で、この先何年間も苦しむのもお嫌でしょう?」としつこく勧められたそうです。

 

最初、「大変貴重」「あなただけ特別」という言葉に少し揺れ動いたのですが、笛の値段をある程度下調べしていた彼女は、あまりにも高すぎる値段だと変に思い、結局はふえを買うことなく、そこで学ぶこともありませんでした。

 

五ヶ月後、別の横笛グループの集まりがあり、それに参加していた彼女は、以前にその教室に通っていたという男性から、教室の実情を聞かされました。

悪い予感は的中しました。その教室では楽器の購入時に、先生が楽器を斡旋する代わりに販売業者から手数料を受け取れるシステムになっていました。また、個人での楽器購入は固く禁じられ、先生を通してしか購入できなかったのです。さらに発表会は強制参加。また会の決めた揃いの着物や帯を着ることが義務付けられ、それも購入、もしくはレンタルさせられていたそうです。

 

後でわかったことですが、その笛は特別でも何でもなく、先生が在庫として抱えていた売れ残りで、普通に邦楽器店で注文すれば、4万~5万円で購入できる物でした。

 

確かに初心者には、その笛が良いのかを判断することは、極めて難しいです。先生が増えを鑑定して、その鑑定料を取るというも、納得はできます。

 

ところで、なぜこの先生は自分から笛や衣装を購入、もしくはレンタルさせようとしているかわかりますか?

 

それは、先生にマージン(手数料・紹介料)が入るからです。

 

はっきり言うと、教室の先生のお給料形態は水商売と何の変わりもありません。サラリーマンのように安定した収入があるわけではなく、もちろん決まったボーナスなど皆無です。ですからこういった臨時収入は、確実に押さえておきたいところなんです。

それでも「お金の事より、自分の好きな先生が鑑定してくださるんだから・・・」「揃いの着物にお金を払うのは、当たり前じゃない」と思われる方。あなたがそういった方なら、この先は読む必要はありません。

 

(私は何だか不安だわ・・・)そう思われた方のみ読み進んでください。

 

先ほどの男性の話には、まだ続きがありました。

発表会など、一度に数十万もかかる参加費なのに、「芸を上達させるためだから」の一点張りで、有無を言わさず強制参加。さらに、先生が演奏会の企画を立てると、「芸を広めるため」という理由で、一人チケット十五枚分のノルマが課せられ、もし売れ残ったら、各自が自己負担させられていたそうです。

 

生徒さんの自由意思で行うならともかく、なぜ先生というだけで、このようなことを生徒さんに強要していいのか、一般の常識では考えられません。しかし、それもこの世界では当たり前のこととして、普通にまかり通っていることなのです。金額の大小もありますが、何より重視しなければならないのは、

 

生徒さんの「自由意思」が尊重されないということです。

 

彼も最初の頃は、「伝統芸能の世界はこういうもんだから・・・、仕方ないか」と無理に自分に言い聞かせていたのです。演奏技術は多少上達したものの、彼の願いだった楽しい音楽生活の夢は叶わなかったということです。

こうした事は、教える側だって生活しているのですから、やむを得ないとしても、明らかに生徒を私物化して扱っているとしか言えません。

そうなると、もっとほかの部分にお金をかけて、快適な音楽生活を送ることも出来たはずなのに、師弟関係や煩わしい、しきたりのために苦労し、本来、音楽学習に費やすべきお金と時間と労力は、先送りになったりするわけです。

 

[ケース2]

「今度うちの教室の発表会があるみたいなんやわ。経験は少ないけど、やってきたことを人前でやるってだけで今から緊張するし、参加費の金額もちょっと痛いけど、でもめっちゃ楽しみなんや」と、長唄の三味線をやっている友人から連絡がありました。

「それでね、プロの先生方も沢山いらして一緒に演奏されるんやけど、一流の先生の演奏が生で聴けるだけでも、めっちゃ楽しみなんや!」明るくて嬉しそうで、夢いっぱいの声です。

 

しかし、彼女の喜びは、そう長くは続かなかったのです。

 

長唄や能楽などの発表会では、参加費や衣装代だけでなく、リハーサル代金や、一緒に演奏される先生方に数万円の謝礼を別にお支払い致します。

 

この時彼女は二曲演奏することになっており、合奏される先生方の延べ人数は七人。発表会費の三十万円とは別に、五万円×七人=三十五万円の費用がかかりました。さらに発表会用のお花代ということで、まら二万円を支払い、合計金額は六十七万円という金額にまで跳ね上がりました。

もちろん医者や弁護士と同様、ある程度の技術や資格を持った方には、それなりの謝礼を支払うというのは、別に音楽の世界だけでなく、当然のことだと思います。ただ彼女の場合、そのプロの方々との合奏依頼の可否を先生が勝手に決めてしまい、選択する自由がないことが問題なのです。

「あーぁ、しゃあないな・・・。今度、家の玄関周りをちょっと直そうと思っとったけど、そっちはヤメにしとくわ。まぁ、しゃあないわな」

自分を無理に説得するかのような、寂しそうな声でした。

 

私もここまでお金がかかる例は、あまり見たことがありませんでしたから、先生にかなりピンハネされているんではないか?と勘ぐったほどです。もちろんジャンルによっても異なるでしょう。通常1回の発表会は、参加費と懇親会費。演奏時のDVDやCD、写真代などの諸経費も含めて5万円くらいまでが相場ですが、十万円を超えるところも、意外と珍しくありません。

 

これはうちの教室の例ですが、能楽をやっていらした生徒さんから、私の会の発表会の案内を受け取った時に、「先生、発表会の参加費用の値段が一桁間違っていますよ!」と電話で連絡が来たこともありました。

 

比較的お金を自由に使える独身者や、ゆとりのある方、またはその道でプロや指導者になりたいという方はともかく、好きな趣味でストレスを発散したいという働き盛りの方や子供さんがいらっしゃるご家庭では、参加費用が負担に感じ、発表会の参加を見合わせたいと思うときがあるかもしれません。

 

※入会を考える時は、目先の月謝だけでなく、発表会の参加費の他、衣装代などの諸経費も含めて年間いくら必要なのかを調べることも大切です。お稽古をするとき、発表会の参加は切っても切れない行事ですが、意外と費用がかかるものです。サイト上や教室案内のチラシなどでも、月々の月謝は明記されているのに、発表会の参加費がはっきりと書かれている教室が少ないと思いませんか?(もちろん、安かろう、悪かろうでは話にもなりませんが・・・)

 

参加費はいくらで、それ以外の諸経費はどのくらいかかるのか。強制的に参加しなければならないのかどうか。揃いの着物を揃えないといけないのかなど。

見学や体験レッスンの際に、現在習ってらっしゃる生徒さんに、教室が終わったあと、そっとお聞きになってみてはいかがでしょうか?直接先生には聞きにくいでしょうから。

 

大切なことは、目先の情報だけに頼らず、

 

必ず自分の目で見て、聞いて確かめてから判断することです!


あなたが邦楽教室に入門して楽しい音楽生活を送るか、それとも泣くか・・・。
金額の大小はあれ、この世界はこの程度が妥当な金額だからとか、こういうのが常識だからとか。また肩書きや見栄えに惑わされることなく、どうか自分の頭で考えていただきたいのです。

 

お金を出すのは他人ではなく、あなた自身なのです!自分の音楽に対する姿勢や意気込み、予算なども真剣に考え、教室を選ぶ事が大切です!

 

あなたが音楽と一生涯友達となって、豊かな人生を送って頂けるよう、心から願っています。

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